このシリーズにはたくさんのはたらくくるまが登場します。
それぞれのくるまがどんな仕事をしているのか、わかりやすく描かれていて、
『なるほど、工事現場ではこんな作業が行われていたのか~。ほほ~ん。』と勉強になります。
【登場するはたらくくるま一覧】
知ってる知ってる!!
ブルドーザー・ショベルカー・クレーン車・ミキサー車・ダンプカー
なんとなく知ってるかな!
散水車・ロードローラー・アスファルトフィニッシャー・ラインマーカー車・平台トラック
いや、知らへんがな!!
フロントエンドローダー・スキッドステアローダー・グレーダー・スクレーパー・コンパクター
あぁ、カタカナ覚えられない…けど、子供はすぐ覚えます。
おやすみ、はたらくくるまたち

文: シェリー・ダスキー・リンカー
絵: トム・リヒテンヘルド
訳: 福本 友美子
はたらくくるまたちシリーズの1作目。
日中、力強くはたらいているくるま達も、1日の終わりにはエンジンを止め、静かに眠りにつきます。
この絵本ではブルドーザー・ショベルカー・クレーン車・ミキサー車・ダンプカーが工事現場でどんな仕事をしていて、仕事が終わった後にどの様に休んでいるのかといったことが簡潔に描かれています。
はたらくくるま初心者におすすめの絵本です。
そして、タイトルに「おやすみ」とあるぐらいなので、この絵本は寝かしつけにうってつけ!
一日ごくろうさん!ってそっと目を閉じて、『おやすみ…おやすみ…』と優しく言っていると子供も入眠モードへ。
よっしゃ!寝るぞ!!自由時間来るぞ!!と思うと、うまくいきませんので、心を込めて優しくささやきましょう。
アメリカ発の絵本でニューヨークタイムズ ベストセラーリスト第1位!!の人気絵本です。
はたらくくるまたちのかいたいこうじ

作: シェリー・ダスキー・リンカー
絵: AG・フォード
訳: 福本 友美子
今回のお仕事は古くなった建物を壊す解体工事。
解体工事って、日本だとパワーショベルで少しずつガコガコ壊していってるイメージなんですが、この作品は違います。
まず、どでかい鉄球をクレーン車でぶらさげて、ドッカーンと建物に向かって打ち付けます。
う~ん、さすがアメリカーン!規模がでっかいでぇ。
そこからさらに細かく解体したり、がれきを材料ごとに分けたり、壊した跡地を整備したり。
せっせといろんなはたらくくるまが働いて、解体工事は無事完了。
そして、この作品の魅力は、それぞれの役割がとても細かく描かれいているところ。
例えば、
スキッドステアローダーがブレーカーでコンクリートを砕いて、グラップルでブロックを外して、バケットでがれきをすくって、ブレードでひとまとめ。
な~んて説明があるのですが、私には呪文にしか聞こえず…
でも、絵を見ながら、嚙み砕いて読むと、解体工事の流れがしっかりと学べます。
解体工事という未知な世界をご堪能下さい。
はたらくくるまたちのどうろこうじ

作: シェリー・ダスキー・リンカー
絵: AG・フォード
訳: 福本 友美子
今回のお仕事は新しく高速道路を作る工事。
総勢13台のはたらくくるまが活躍し、どんどんと道路ができていく様子が描かれています。
道路ってこうやって作られているのか~。
行程がたくさんあるな~。手間がかかっているな~。
そりゃはたらくくるまの種類も13種必要だよな~。
こんなに道路を作ることは大変なのに、現代において、至る場所に道路が張り巡らされていることを思うと、これまでの人類のたゆまない努力とはたらくくるま達の活躍ぶりにリスペクトです。
あと、この作品、実はもう一つ教えてくれることがあります。
あとがきに詳しく書いてあるのですが…
『動物との共存』について。
道路を作る際には、人間と動物が一緒に暮らせる環境を守るために、人間の通路だけでなく、実は動物の通路のこともちゃんと考えて作ってあげてるんですって。
私はあとがきを読むまで気づかなかったですが、皆さんは絵本の中の動物の存在に気づきましたか?