くもりときどきミートボール
作: ジュディ・バレット
絵: ロン・バレット
訳: 青山 南
ある夜、おじいちゃんがおかしな話を聞かせてくれました。
舞台はカミカミゴックンという町。
この町では1日3回、ごはんが降ってきます。
もうこの時点でやべぇ町。ごはんが降るって何よ。
そんな町の天気予報は、次の日の食べ物の予想。
明日のごはん予想は「くもりときどきミートボール」なんてテレビで放送しています。
降ってくるメニューはいろいろ。
朝ごはんには目玉焼きやトーストが落ちてきて、ちゃんとバターやジャムも一緒に降ってきます。
雪かと思えば、マッシュドポテトだったり、嵐の日には、ハンバーガーがたくさん吹き飛んだり。
晴れ間が見えたかと思えば、どしっとした黄金のゼリーが鎮座していたりするときもあります。
しかし、ある日天気がへんなことになりました。
食べものがどんどん大きくなり、量が増え、家の外が食べ物で埋まってしまい…
さて、住民はどうする!?
降ってくる食べ物の描写がかなりシュールです。
住民は、降ってくる食べ物をさも当たり前かのようにすんなり受け止め、いつでもお皿やフォークを持ち歩いて準備しています。プロですね。笑
私もぜひカミカミゴックンに住んでみたいものです。
ジャイアントジャムサンド
作・絵: ジョン・ヴァーノン・ロード
訳: 安西 徹雄
ある町に400万匹にハチの大群が飛んできました。
住民たちは大迷惑。
そこで、このハチをどうしようかと住民たちは考えました。
ハチの一番好きなものと言えば…ジャム…
ジャイアントジャムサンドを作って罠を作ろう!と全会一致で決定。
え?もっと殺虫剤とか合理的な方法はなかった!?
そうと決まれば住民みんなで協力して、ジャムサンド作り!
昔の工場でオーブン50台を使い、巨大なパンを焼き、ダンプカーにジャムとバターを積んで、トラクターとスコップでパンに塗る。
すると、美味しそうな匂いにそそられたハチが寄ってきて…
ねばついたジャムにべったり。
すかさず、上からサンド!
ジャムサンドは上手に出来上がったのでしょうか!?
スケールがで大きくて、わくわくするお話です。
ただ、400万引匹のハチ入りジャムサンドは絶対食べたくない。美味しそうではない。
スナックだいさくせん!
作: テリー・ボーダー
訳: 川野 太郎
この絵本は絵で描かれているのではなく、全編が写真です。
なので、スナックもとてもリアルで美味しそう。笑
チーズスナック・プレッツェル・ウエハースの質感が手に取って食べてしまいたくなるくらいです。
袋や箱から出てきたスナックたちは、初めての外界を楽しみます。
キッチンで遊びたい放題やるスナックたち。シャバは最高だぜぇ。
けれど、遊んでいる途中、自分たちは食べられてしまう運命であることを知ります。
食べられないように、必死にいろんな作戦を立てますが、結末は…
ブロックユーモアが光る1冊。